Stainum プレミアム製品を利用する利点 

Baosteel は粗鋼生産において世界第 3 位の規模を誇り、SMS (Winoa の子会社であるShanghai Murga Steel)にとって中国国内で 2 番目に大きな顧客です。2016 年 4 月以前はステンレス金属のプレートラインにおいて S110 研磨剤が全容量、SMS から提供されており、年間の研掃材使用量は1000 トンに達していました。
 
2015 年の後期には、その機械とブラストパターン
について査定が行われ、その結果、ブラストパターンが適正な位置から大きく逸れていることが判明しました。Stainium を導入しオペレーティングミックスを管理してブラストパターンを是正すれば、清浄度や粗度が大きく改善することが見込まれます。我々は、Stainium へ移行し、S110 ではなく我々のプレミアム製品である Stainium 150 をご利用いただくことを提案いたしました。
 
2016 年 4 月、我々セールスおよび技術サポートチームとの数年に渡る取引および技術交流により、Baosteel にブラスト効率、ブラスト洗浄度およびグローバルブラストコストに対する理解を深めていただくことができました。 
 
 
S110 と SM150 の両製品の違いを示すため、我々はオンサイトにて試験を行いました(2016 年 4 月から 5 月)。明らかになった違いは次の通りです(Baosteel では粗度と洗浄度のみに注目しています)。
 
 
平均の Ra が 18% 減少 

 
Stainium およびプロセスのより良いフォローアップ(プレミアム製品)により、再ブラスト比率を 1% 減少させることができました。低い比率に
 
思えるかもしれませんが、このような産業では 1% の再ブラストでも大きな金額になります。 
Stainium の効率により、パフォーマンスはそのままにかつ粗度を低下させて投入速度を 78 m/秒から 69 m/秒に抑えることができました。ホットスポットをより良い位置に設置し、機械のモニタリングを向上させることにより消耗部分の耐久性も少し向上させることができました。
これらの新たなパラメーターをまとめると、研掃材の消費を 10% 抑えることにより、大きな費用の削減を実現することができました。
 
 

7.2% 費用/トン削減  

次のステップとして、 Baosteel Stainless ラインと連携を取ることにより 100% の Stainium 使用を確保し、生産および品質データを
収集しながら、将来のお客様の対応に生かしてきます。