2015年2月27日~3月1日、インド北部デリー首都圏地域、グレーターノイダにて、インド鋳造業者協会の主催により、鋳造に関する技術・装置・サプライの国際展示会、第11回IFEX展および第63回インド鋳造大会が開催されました。グレーターノイダはデリー首都圏地域にあり、ウッタルプラデーシュ州に属します。
 
IFEX展と鋳造大会を主催するインド鋳造業者協会(IIF)は、インド鋳造技術者の教育、研究、訓練および発展を促進し、グローバルに広がるインド鋳造業界の顧客とサプライヤーのための重要な参照先となることを目指して、1950年に設立されました。本社をコルカタ(旧カルカッタ)に置き、コルカタ、デリー、ムンバイ、チェンナイの4つの地域支局、それらに配された26支部により、インド全国で事業を展開しています。
IIFは世界鋳造技術者機構(WFO)およびインド工業連盟(CII)のメンバーです。

WinoaインドはIIFの法人会員です。


 
同展はこれまでインド北部で開催された鋳造展の中でも最大規模となりました。インドおよび国外(ドイツ、中国、イタリア、日本、スウェーデン、トルコ、オランダ、台湾、米国)からおよそ250の企業が参加し、鋳造プラント&据付、電気炉、耐火物材料、ダイカストマシンおよび周辺設備、ショットブラスト機、鋳仕上げ機据付、研磨機、鋳造製品サプライヤーといった業種が、非常に活気あるインドの鋳造業界へ各社最新の技術やサービスを紹介していました。また、同様に3日間開催されたインド鋳造大会にも代表者1200人の参加登録がありました。
 
インド鋳造産業ハイライト
  • インドの鋳物生産量は世界第3位(第1位中国4,300万トン、第2位米国1,300万トン)であり、壮大な成長計画があり新設備が急速に導入されています。
  • インドの鋳物生産量は推計934.4万トンになり、国際標準に適合したさまざまな等級の鋳物製品を生産しています。
  • およそ4,500台の鋳造機のうち、小型機は85%、中型機は10%、大型機は5%です。
  • インド鋳造産業の市場規模はおよそ150億米ドル、輸出額はおよそ20億米ドルです。
  • 市場規模は2016年までに192億米ドルに達すると見込まれています。
  • 輸出額は毎年25%~30%着実に伸びています。
Winoaグループは今インド鋳造市場に強力な地盤があり、その世界的ブランドW Abrasivesはインド鋳造産業や大規模な自動車用鋳物工場において最も信頼できる主要なスチール投射材の1つと考えられています。
 
Winoaインドは、2面がオープンの広さ30㎡のブース(ホール3、D-12)を設置し、特注のサンプル展示用ツイストタワーで来場者の注目を集めました。
 
Winoaインドのブースには3日でおよそ300人の来訪者があり、新たなお客様と有意義な商談を数多く行うことができました。また、すでに取引をしているお客様もブースを訪れて当社製品やその性能に感謝の言葉をかけていただき、鋳物用グリットHPGの利用について時間をかけて理解を深めていました。
 
IFEX展2015は、Winoaグループがインド鋳造市場における強力な地盤を築き上げ、W Abrasivesブランドがインド市場のけん引役と位置づけられる機会となるように思われました。
IFEX展に出展した一番の収穫は、インドのショットブラスト機メーカーはもちろんお客様にもW Abrasivesが市場のけん引役に位置づけられることを認識していただいたことです。
 
お問い合わせ先:amrendra.kumar@wabrasives.com